世界三大銘木のブラックウォールナット。無垢フローリングや複合フローリングでも人気の樹種です。
これまでもお客様から無垢材でウォールナットの羽目板作れないですか?とお問合せをたくさんいただいていました。
それも天然木で10mmくらいで・・・。
色々トライしてみましたが、価格が高いのと、基材が薄いと反ってしまうので悪戦苦闘でした。コロナ禍で円安も重なり素材も更に値上がりしたため熟慮の結果、ブラックウォールナットを厚めの挽板にスライスして
合板に貼り付けて複合化することに成功しました。今回は、単板などの薄い突板ではないので天井などの貼りあがりはとても重厚感があります。
そして何より広葉樹は木が動きやすいのですが、複合化することですごく安定しているのです。
表面には天然オイルが塗布してありますのでウォールナットの木目を活かしたデザインが可能です。
用途として住宅の天井や腰壁、家具や什器に活用するのもいいですね。今まで無垢フローリングを利用して羽目板代わりに使われていた方もコイツがあればとても使いやすくリーズナブルかつ美しく仕上がります。最近では長尺シートなども出回っていますが本物の挽板を使った羽目板は木の深みと揺らぎがあり趣きがあります。
お奨めの使い方は、天井の高低差を設けダイニングキッチンの天井に貼ったり、ご主人の書斎の壁や天井に、または玄関から廊下に向けて貼ってみるのもお洒落です。節有りの北欧産のレッドパインの羽目板もいいですが、ワンランク上の落ち着きのある空間に仕上がることでしょう。
最近は物価高、資材高で住宅や店舗で無垢の板を貼ることを諦め、壁紙でお茶を濁すことが多いとお聞きしています。
私からのご提案は木を貼ると挽板の羽目板でもその空間の空気感は間違いなく柔らかく優しいものになります。
ちょっと無理してブラックウォールナットの羽目板を貼ってみてください。
きっと心の中に灯が燈るかの様な嬉しさと共に希望が湧いてくるはずです。
なぜなら、私がそうだったのですから。