ウエスタンレッドシダーパネリングの魅力
カナダ桧の称されるウエスタンレッドシダー羽目板は薄手で貼りやすい天井板です。
日本と同じ森林大国であるカナダ西海岸の三大針葉樹のうちのひとつで通称「米杉」と呼ぶ方もいらっしゃいます。
当社の製品は加工精度が高く反りや割れが少なく羽目板などの無垢材において最も大切な乾燥の含水率が安定した羽目板です。
BC州沿岸地域と一部の内陸地域の天然材から産するウェスタンレッドシダーは、針葉樹林の中で最小の収縮率と比重を示すものの一つです。
軽量で低比重でありながら、卓越した耐久性寸法安定性・加工性能を備え、樹脂滲出がなく塗装性に優れ、暖かみのある材色ゆえに内装仕上げ用途 からアウトドアの用途まで幅広い分野に使用されています。
カナダ産の上質なレッドシダーの羽目板は、赤味と白太のコントラストが絶妙で、壁や天井に落ち着きのある表情を魅せてくれます。
レッドシダーは「水」や「腐り」に強く、心地いい独特の香りをもたらしてくれる素材です。
- 羽目板の長さが一定(バラバラではない)の良材です。
- 施工後、ほとんど全く伸縮がない素材です。
- 日本の住宅の居室にマッチした、幅のサイズを実現!
- 甘い木の良い香りに包まれた穏やかな空間が完成します!
- 光の反射を抑えてストレスの緩和につながります。
耐腐朽性
ウェスタンレッドシダーの芯材はその優れた耐腐朽性で良く知られています。この天然の耐久性は主として含まれているシヤプリシン(thujaplicins)という抽出成分に拠るものです。
また多くの木材腐朽菌に対しては水溶性のフェノリックス(phenolics)が耐久性を高める役割を果たしております。
北米のウェスタンレッドシダーは等級2(耐菌)-S(虫の一種Hylotrupes)-S(虫の一種Anobium)-S(シロアリ)と分類されています。これは欧州規格にリストされている針葉樹材のうち耐久性では最高の分類に入ります。オーストラリア規格では、シダーの耐久性は等級1に分類されています。
シロアリとキクイムシに対する耐性
ウェスタンレッドシダーの防蟻性の度合いはシロアリの種類、その他の木の存在および摂食行動の条件によって異なることが知られています。シロアリに対して耐性の低い樹種の木がある場合、シロアリはウェスタンレッドシダーを食べることはありません。つまり、「好みの食材ではない」のです。
寸法安定性
ウェスタンレッドシダー材はその低密度と低吸収率のため、寸法安定性に優れています。寸法安定性の大きな要因としては、ほとんどのカナダ産針葉樹材の繊維緩和点(FSP)の含水率が25~30%であるのに対し、シダーは18~23%と非常に低いことがあげられます。このため、湿度の変化に対する収縮膨張率は極めて低いのです。低吸湿率は、高含有率の抽出成分が吸湿箇所を遮っているからです。その耐吸湿性は特記に値する卓越した特徴です。
この特性により、屋根、サイディング、デッキなど寸法安定性と撥水性が重要な多くの箇所への使用に最適な木材となっています。この木材は固定した箇所から反ったり曲がったりしないことが一つの大きな特長です。